さっきと同じ操作をしたのに、結果が違う。
こっちのパソコンではこうなるのに、あっちパソコンでは同じ結果にならない。
パソコン操作でそんな経験はありませんか?
変ですよね。
コンピューターであれば、同じ操作をすれば同じ結果になるハズです。
どうして同じ結果にならないのか。答えはカンタンです。
人が考える同じ操作とパソコンが認識する同じ操作にはギャップがあります。
人の認識 | Aボタンを押してからBボタンを押した |
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パソコンの認識 | Aボタンが0.13秒押されてから、1.682秒後にBボタンが0.18秒押された |
パソコンは正確です。
正確であるがゆえに、人が切り捨ててしまっている情報まで把握しているのです。
ここにギャップが生まれます。
上記の例では同じ操作として認識してもらえますが、次の例ではどうでしょう?
人の認識 | Cボタンを押した |
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パソコンの認識 | Aボタンが押されてから2時間後にCボタンが押された |
2時間前の操作など人は忘れてしまっています。
このため、人は「Cボタンを押した」としか認識しません。
ところがパソコンは2時間前の操作でも正確に覚えています。このため、単に「Cボタンが押された」のではなく、「Aボタンが押されてからCボタンが押された」と認識します。
Aボタンをソフトの設定を有効にするボタンだと考えると、よくあるケースです。
Cボタンを押したのに結果がDになったり、Eになったりするのはこのためです。
Cボタンを押すという「同じ操作」をしたのに、Dだったり、Eだったりと「違う結果」になったということです。人とパソコンの認識の違いが原因なのです。
上の例では、「同じ操作」だというのは人の思い込みです。
実際には「同じ操作」ではないですよね。
人の操作には、こうした思い込みがつきものです。
関係ないと思い込んでいるものは、思考の外に出してしまうからです。
ただ、それがホントに関係ないかというと…。
そこに認識のギャップが生まれてしまうのです。
パソコン操作ですら、そうなのですから、日常生活ではもっと。
物事をありのままにとらえるのがいかに難しいか。
人の記憶は意外といい加減です。
別の操作をしてるのに、同じ操作だなんて思い込んでしまうほどです。
日常生活でも「思い込み」がないか振り返ってみるとイイかもしれません。