IT初心者が最も勘違いしがちなのがパソコンでファイルを保存するタイミングです。
「作業が終わってから最後に保存」では遅すぎます。
「こまめに上書き保存」が大原則。
このことを習慣づけないと、何時間もかけて作成したファイルが保存されてないなんてことに。
「やってらんねー」と叫んでも、どうにもなりません。
パソコンを使っていて異常終了してしまうことは避けられません。
そのときに、保存してないデータは消えてしまいます。
ワードなど自動回復機能があるソフトもありますが、頼りすぎるのはキケン。
回復できる範囲が限られているからです。
消えてしまったデータは元に戻りませんし、作業時間もすべて無駄に。
そうなってから、やってられない!とキーボードを強くたたいても指が痛いだけ。
異常終了でなくてもバッテリー切れでも同じです。
めったにないことであっても、起きたら被害が甚大。
そうした「もしも」への備えが必要です。
「もしも」に備えるために必要なのが、こまめに上書き保存をすることです。
いちいち保存するの面倒なんだよなと思う人はIT初心者ですね。
上書き保存は、ショートカットキーという機能を使えばすぐできます。
キーボードから2つ以上のキーを押すことで特定の操作を行うのがシュートカットキーです。
上書き保存のショートカットキーは 「Ctrl」キー+「S」キー。
Ctrlキーを押しながらSキーを押すと上書き保存が実行されます。
「Ctrl」キー+「S」キーを同じタイミングで押す必要はありません。
先に「Ctrl」キーを押しておいてから、「S」キーを押せばOKです。
ちなみに、このキーの組み合わせは押しやすい位置にあります。Ctrlキーはキーボードの左下と右下にありますが、上書き保存の時は左下を使うのが便利。
左手親指を曲げながら左下のCtrlキーに合わせると、左での人差し指がSキーを押しやすい位置に来ます。何回か押せば、指の位置でキーの場所も覚えてしまいます。
このショートカットキーは一般的なアプリケーションでは共通しています。
ワードも、エクセルも、パワーポイントでも同じ。
ファイルを作成しているときは、少し入力したらCtrl+Sで上書き保存する習慣をつけましょう。その習慣が「もしも」のときに役に立ちます。
ちなみに、操作を前に戻すのはCtrlキー+Zキー。
ZキーはSキーの左下にあります(これも押しやすい場所に配置されています)。