


「SDGsの調べ学習が出たけれど、17個も目標があってどれを選べばいいかわからない…」
「ネットで調べても難しい言葉ばかりで、どうやってレポートやスライドにまとめればいいの?」
そんな悩みを抱える中学生の皆さんへ。この記事では、テーマ選びのコツから、そのまま使える「まとめ方テンプレート」、さらには学校のChromebookやAIを使った効率的な調べ方までを徹底解説します。
これを読めば、先生から「しっかり深く調べられているね!」と高評価をもらえる調べ学習がたった1日で完成しますよ!
SDGs(持続可能な開発目標)には17の目標がありますが、いきなり1つに絞るのは大変です。途中で「やっぱり書くことがない…」と挫折しないために失敗しないテーマ選びのポイントを3つ紹介します。
「貧困をなくそう」や「飢餓をゼロに」といったテーマは非常に重要ですが、日本の中学生にとっては実感が湧きにくく、ネットの情報の丸写しになりがちです。
まずは「給食の食べ残し(目標12)」や「夏の異常な暑さ(目標13)」など、普段の生活で「これって問題かも?」と感じる身近なテーマを選びましょう。
「世界の海のごみ問題」について調べると範囲が広すぎてまとまりません。テーマを決めたら、「日本でのプラスチックごみの量はどうなっているか?」「自分が住んでいる県や市では、どんなリサイクル活動をしているか?」と、調べる範囲をグッと狭めるのがコツです。
先生がレポートで一番見ているのは、「調べた結果、あなたはどう行動するか」という部分です。「国が法律を変えるべきだ」という大きな結論よりも、「マイボトルを持ち歩く」「家で節電のルールを作る」といった、明日からすぐに実践できる解決策を出せるテーマを選びましょう。
ここでは、中学生が調べやすく、先生からの評価も高くなりやすいおすすめのテーマを5つ紹介します。
自分が書きやすそうだと感じるものを一つ選んでみてください。
「男らしさ・女らしさ」という固定観念について調べるテーマです。最近増えているジェンダーレス制服(スラックスやリボンを選べる制度)や、ランドセルの色の多様化など、学校生活に直結するため非常に意見が書きやすいです。
日本で問題になっている「食品ロス(まだ食べられるのに捨ててしまうこと)」や、安く服を買える裏側にある「衣服の大量廃棄」について調べます。自分の買い物の仕方や、給食の残菜を減らす工夫など、具体的な行動に結びつけやすい王道のテーマです。
毎年のようにニュースになる猛暑や豪雨。これらが地球温暖化とどう関係しているのかを調べます。世界規模の問題ですが、「エアコンの温度設定」「家庭の電気料金」など、家でできる身近な省エネ対策に落とし込むことで、説得力のあるレポートになります。
世界には学校に通えない子どもたちがいる一方で、日本では1人1台の学習用端末(Chromebookなど)が配られています。世界の教育格差について調べつつ、「恵まれた環境にいる自分たちは、ITツールをどう学習に活かしていくべきか」という視点を入れると、一歩踏み込んだ深い内容になります。
ウミガメや魚がプラスチックを誤飲してしまう問題は、映像や写真も多く、スライド発表などにも向いています。レジ袋の有料化や、紙ストローの導入、マイボトルを持ち歩くことによる具体的なプラスチック削減効果をデータで示すと評価が上がります。
テーマが決まったら、次はいよいよ情報収集です。
学校で配られているタブレットや最新のツールを正しく使って効率よく質の高い情報を集めましょう。
Google検索をするときは、個人のブログやSNSの感想ではなく、客観的な「データ」を探すことが重要です。検索窓にキーワードを入れる際、「SDGs 食品ロス 環境省」や「気候変動 データ NPO」のように、信頼できる政府機関や専門の組織名を追加して検索すると、正確なグラフや数字をすぐに見つけることができます。
見つけた情報をそのまま自分のレポートにコピー&ペーストするのは絶対にやめましょう。他人の文章やデータを使うときは、必ず「〇〇省の調査によると〜」と情報元を書き、どこまでが調べた事実で、どこからが自分の意見なのかをハッキリ分けることが、情報リテラシーの基本です。
最近はAIに質問する人も増えていますが、AIが書いた文章をそのまま提出するのはNGです。
AIは「自分では思いつかない切り口を探す」ために使いましょう。
例えば、「中学生が学校でできるSDGsの取り組みのアイデアを5つ出して」とAIに質問し、出てきたアイデアの中から自分が実践できそうなものを選んで深掘りする、といった使い方が賢いITの活用法です。
SDGsのこと、ネットにいっぱい書いてある!これをコピペして丸写しすれば、今日の宿題はすぐに終わりそうだな?
ちょっと待って!それ、先生には一瞬でバレちゃうよ。成績が下がるどころか、評価がゼロになっちゃうかも……!
先生たちが調べ学習のレポートで一番厳しくチェックしているのは、文章の綺麗さではありません。「情報リテラシー(情報を正しく選び、正しく使う力)」が身についているかどうかです。ここでは、絶対にやってはいけないNG行動と、先生から高評価をもらうための正しい情報のルールを解説します。
「ネットの文章を少しだけ変えれば、自分だけはバレないだろう」と思うかもしれません。しかし、現在の学校現場ではICT(情報通信技術)化が進んでいます。
先生たちは、提出されたレポートの文章を専用のツールや検索エンジンにかけるだけで、「どのサイトの文章をコピペ(丸写し)したか」を一瞬で見抜くことができます。コピペは他人の作品を盗むのと同じ行為です。絶対に自分の言葉でまとめるようにしましょう。
じゃあ、Googleで検索して一番上に出てきたまとめサイトや、個人のブログを参考にしてもいいの?
誰が書いたかわからない個人のブログやSNSの感想は、本当に正しい事実かどうか裏付けがないから、レポートの根拠にするのは危険だよ。
SDGsのような社会問題について調べる時は、「誰が発信している情報か」を必ず確認してください。一番信頼できるのは、環境省などの「国の機関(政府)」や、国連、専門の研究機関、活動実績のある「NPO法人」が発表している公式データです。
こうした正確なデータをレポートの根拠にすると、説得力が格段にアップします。
もし『このデータや専門家の意見は重要だから、どうしても自分のレポートに入れたい!』という時は、『引用(いんよう)』という正しいルールを使おう。
他の人が書いた文章やデータを使う場合は、以下の「引用のルール」を必ず守りましょう。これを守るだけで、「情報モラルがしっかり身についている」として、先生からの評価がグッと上がります。
| カギカッコ(「」)でくくる | どこからどこまでがネットの文章で、どこからが自分の意見なのかをハッキリ分ける。 |
|---|---|
| 出典(情報の出どころ)を明記する | 文章の後に、「(出典:環境省ホームページより)」「〇〇新聞の×月×日の記事によると?」と、どこから持ってきた情報なのかを必ず書く。 |
なるほど!正しい情報源を探して、引用ルールを守ればいいんだね。
その通り!さらに成績『A+』を狙うなら、1つのサイトだけを見て満足せず、複数のサイトを比べる『クロスチェック』をやってみよう!
一つの記事やデータだけを信じ込むのは危険です。同じ「地球温暖化」のニュースでも、AというサイトとBというサイトでは、違った見方で書かれていることがあります。
複数の情報源を見比べて、「こちらのサイトではこう書かれていたが、別のデータではこうだった。だから私はこう考える」とまとめることができれば、中学生として最高レベルの「考える力」をアピールできますよ!
最後に、集めた情報をレポートやスライドにまとめるための「3ステップ構成」を紹介します。
この順番通りに書いていけば、誰でも論理的でわかりやすい発表資料が完成します。
【例文】私がSDGsの17の目標の中から「〇〇」を選んだ理由は、…というニュース(または日常の出来事)を見て、…と感じたからです。
【例文】実際に調べてみると、現在日本(または世界)では、…という問題が起きています。〇〇省のデータによると、〇〇年には?という状況になると予測されており、これは私たちの生活にとって大きな課題です。
【例文】この問題を解決するために、国や企業は?という取り組みを始めています。しかし、それだけでは不十分です。中学生である私たちにもできることとして、私は明日から「…」を実践していきたいと思います。小さな行動でも、みんなで続ければ大きな力になると考えます。
SDGsの調べ学習で最も大切なのは、遠い世界の問題を「自分ごと(自分の生活に関係する問題)」として捉えることです。
「テーマ選び」から「ITを使った正しい情報収集」、そして「自分なりの具体的な解決策」を考えるプロセスは、大人になっても必ず役に立つ論理的な思考力や情報モラルを育ててくれます。
この記事のテンプレートを参考に、あなたにしか書けないオリジナルの調べ学習を完成させて下さい!

