インターネットセキュリティについて学校でも教える機会が増えてきました。授業で「SNSなどに実名や写真をアップしてはいけません」と言われたこともあるのではないでしょうか。
理由は「犯罪に巻き込まれる可能性がある」から。
間違ってはいないのですが、いまいちピンと来ない人もいるのではないでしょうか。
犯罪に巻き込まれるなんて極端なケース。
友だちにもそんな子いない。
「だから、別に気にしなくてもイイ」なんて考えてませんか?
「犯罪に巻き込まれる」以外にもSNSに名前や顔写真をアップするリスクはあります。
学校ではあまり触れられない話題についてココでは説明したいと思います。
ネットに公開した写真は誰でもコピーすることができます。
コピーできるということは、悪用される危険があるということ。
どんな風に悪用されるのでしょうか?
いかがわしいお店のスタッフとして写真が使われることが考えられます。
こんな子が働いていますよと。
もちろんウソ。
お店は「サクラ」として使っているだけです。
お客さんから写真の子についての問い合わせがあっても、「人気の女の子なんで予約でいっぱいです」とか言えばいくらでもごまかしようがあります。
女の子の例で記載していますが、男でも同じことはあり得ます。
知らないうちにいかがわしいお店で働いていることに。
その噂が知らないところで広がる。
いい気分がしないですよね。
しかも、ウソでも広がった噂は消せません。
「あの子、きわどいことやってるらしいよ」「人は見かけによらないね」なんて友だちから陰口をたたかれることになってしまうのです。怖いですよね。
場合によっては面接など進路に影響が出る可能性もあります。
ネットの情報がウソであることを証明するのは難しいからです。
学校の授業では出ない話ですが、こんなリスクがあることを知っておいてください。避けるには自己防衛あるのみ。余計な情報はネットにアップしないのが基本です。
覚えておいてください。