美術の調べ学習テーマに迷ったら!おすすめジャンル10選

美術の調べ学習テーマに迷ったら!おすすめジャンル10選

美術の調べ学習、何をテーマ・ネタにしたらいいの?

美術の調べ学習では、「何を調べたらいいの?」とテーマ選びで迷う人が多いのではないでしょうか?美術は自由度が高いため、ちょっとした視点の工夫で面白いネタを思いつくことが多い教科です。

 

そこで、中学生におすすめの「ジャンル別テーマ」を10個紹介!絵画だけでなく、身近なデザインやアニメ、建築、美術館など、いろんな角度から美術を探ってみましょう。

 

有名な画家とその代表作を調べる

まず、おすすめなのが有名な画家・作品をテーマにした調べ学習です。
たとえば、ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」、ゴッホの「ひまわり」、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」など。

 

どんな時代に生きて、どんな作品を作ったのかを調べると、その人の考え方や時代背景も見えてきます。
画家の特徴的な色づかいや表現の工夫を見つけるのも楽しいポイント。

 

ひとつの作品に絞って深く調べてみる方法といくつかの作品を比べてみる方法があります。
やりやすいほう、やってみて興味を持てるほうで調べてみてください。

 

絵の種類や技法を調べる

「油絵と水彩画ってどうちがうの?」「墨絵ってナニ?」と思ったことはありませんか?
絵にはさまざまな種類や技法があり、それぞれに特徴があります。

 

たとえば、油絵は重ね塗りに強く、立体感が出せる技法。水彩画は透明感やにじみが魅力。ほかにもコラージュや版画、デジタルアートも人気ですね。

 

材料や道具のちがいを調べると、作品の見方も変わってきます。自分でもちょっと試してみると、理解が深まりますよ!

 

日本と世界の美術を比べてみよう

日本の美術と、西洋の美術には大きなちがいがあります。たとえば、浮世絵ルネサンス絵画。浮世絵は線と色のシンプルな表現、西洋絵画は陰影や立体感を大事にしています。

 

どんな文化の中で生まれた美術なのかを調べると、比べるポイントが見えてきます。色づかい、人物の表情、背景の描き方など、ちがいを発見するのが面白いテーマです。

 

美術と社会のかかわりを調べる

美術はただの「きれいな絵」ではありません。ポスター広告、プロパガンダアートなど、社会に伝えたいメッセージを持つ作品もたくさんあります。

 

たとえば、戦争中のポスターアートには国民を動かす力がありましたし、今の広告にも「印象に残るデザイン」の工夫が使われています。

 

現代のSNSアイコンやロゴなども、デザインや美術の知識が活かされています。
こうした視点で調べてみると、自分なりの発見がありますよ。

 

学校の中のアートを見直そう

「美術って美術館に行かないと見られない」と思っていませんか?
実は、学校の中にもたくさんのアートがあります。

 

たとえば、廊下に飾ってある作品、卒業制作校舎のデザイン校庭のモニュメントなど。身近にあるアートを見直すことで、「つくった人の思い」や「デザインの意味」が見えてくるかもしれません。

 

自分の学校のアートを写真に撮って、調べて発表するのもおすすめです。

 

世界の建築やデザインを調べてみよう

美術は「絵」だけじゃありません。建築もアートのひとつです。たとえば、ギリシャのパルテノン神殿、スペインのサグラダ・ファミリア、日本の法隆寺など、世界中に芸術的な建物があります。

 

「なぜこんな形にしたの?」「どうやって建てたの?」という視点で調べてみると、美術と技術のつながりも見えてきます。デザインの特徴や、宗教・文化との関係を調べてみるのも面白いかもしれません。

 

美術館や展示会を調べる・訪れる

「調べ学習のために美術館に行ってみようかな」と思ったことはありますか? それは大正解!

 

たとえば、東京国立近代美術館や、地元の市立美術館など、身近な場所にも見どころがいっぱいです。
調べるときは「どんな作品を展示しているのか」「いつ、どうやってできたのか」などをまとめると◎。

 

実際に行けたら、感想を写真つきでまとめるとオリジナリティのある発表になります。

 

アニメ・マンガのアート性を考える

アニメやマンガにも、実はたくさんの美術的工夫がつまっています。背景美術の細かさ、キャラクターのデザイン、色の選び方、線の引き方…すべてが「見やすさ」「伝わりやすさ」に関係しています。

 

たとえば、ジブリ作品では「光の表現」がとても美しく、見る人の感情を動かします。
マンガではコマ割りやセリフの配置も、読みやすさのアートです!

 

好きなマンガに美術的な工夫がどのようにされているかを調べてみましょう。

 

時代ごとの美術の特徴を調べる

歴史の中で美術はどう変わってきたのか?という視点もおすすめです。

 

たとえば、古代エジプトの壁画ルネサンス期の写実的な絵画現代アートの自由な表現など。
「なぜその時代にそのような表現がされたのか?」を調べると、歴史と美術がつながって見えてきます。

 

社会の授業との関連も深く、教科をまたいだ学びにつながります。

 

色や形の持つ意味を探る

赤は「情熱」や「危険」、青は「冷静」や「信頼」など、色や形にはそれぞれ意味があります。これは「色彩心理」とも呼ばれ、ポスター広告でもよく使われる知識です。

 

また、「丸」はやわらかさ、「四角」は安定、「三角」は緊張感といった印象を持たせます。

 

作品を見るときに「なぜこの色や形を使っているんだろう?」と考えると、作り手の意図が見えてくるかもしれません。こうした視点でポスターや広告についての調べてみましょう。