
「テーマは自由、何でもいい」と言われたときの調べ学習でのネタの探し方について中学生向けに説明しています。「何でもイイ」って逆に困りますよね。ここでネタの探し方を紹介します。
調べ学習のネタ探しの王道は、ニュースの中の気になる話題を探ってみることです。その出来事の背景や歴史、またその話題の地域について調べてみるといいネタが見つかるかもしれません。
ニュースといっても政治・経済のような「お堅い」ものから、流行・グルメのような「身近な」ものまであります。調べ学習と言われると、温暖化についてとか高齢化問題とか「お堅い」テーマを考えてしまいがちですが、自分が興味のあるテーマから選ぶことも考えてみましょう。
例えば、「流行のスイーツ」をテーマにすれば、流行のスイーツの歴史(どんなものが流行ってきたのか)やそのスイーツが主に食べられている母国の風習など調べるネタが拡がります。
また、世間では流行っていても自分がまだ知らない、もしくは興味がないというものもあるかもしれません。ニュース番組のエンタメコーナーなどをチェックしてみると、そうしたものが見つかると思います。「いま流行しているという〇〇について調べてみた」なんてテーマで調べてみると、意外な発見があるかもしれません。
好きなドラマや映画があるのであれば、そのドラマ・映画の背景(歴史や地域など)について調べてみるのもアリです。大河ドラマのような歴史的な事実に基づいているものであれば、登場人物について調べることができますし、現代を舞台にしたドラマ・映画でも、撮影されている場所について調べてみるということができます。いわゆる「聖地巡礼」の下調べのようなものです。
好きなドラマ・映画の中には印象的なシーンがあるはずです。そのシーンがどこで撮影されたか、そこに映っている背景(川、橋、建物など)はどんなものなのか。調べてみると、意外なつながりや意味が発見できることもありますし、自分なりの意味を加える楽しみもあります。
NHK「チコちゃんに叱られる」で取り上げられているような素朴な疑問を調べてみるというのも調べ学習のネタになります。「素朴な疑問」「身近なふしぎ」とかでネット検索すると、そうした疑問を取り上げたページがいくつもヒットします。
NHK「チコちゃん」の公式ページにも過去に取り上げた疑問(一部)が掲載されています。こうしたものの中から自分が興味のあるものについて調べてみるのもイイかもしれません。
すでに答えが記載されている疑問もありますが、答えに「諸説あります」と書かれているものもあります。その諸説ってナニ?ほかにどんな説があるんだ?と調べてみると面白いかもしれません。
「〇〇という疑問についてチコちゃんは△△と回答してましたが、諸説ありますとの表記もありました。そこで、この諸説にどんなものがあるのか調べてみました!」みたいな感じです。
身の回りの出来事を海外と比較してみるというのも調べ学習のネタとして使えます。例えば、入学式や卒業式のシーズン・やり方だったり修学旅行が他の国にもあるのか?といったことです。
こうしたこともネットを活用すれば簡単に調べられます。
日本語の情報がなければ、海外のサイトにアクセスして、翻訳してみればわかります。
海外の学校でもホームページを公開しているところがあるので、そうしたものを参考に海外のようすを知ることができます。学校生活以外でもテーマが考えられます。
いろいろなテーマが考えられます。
インターネットの良いところは現地に行かなくても、現地の情報が得られるところです。
調べてみると、きっと面白そうなネタが見つかると思います。
海外との比較はちょっとハードルが高いなという人は日本のほかの都市との比較をしてみて下さい。例えば、修学旅行の行先は必ずしも京都・奈良ではありません。
みたいなネタをつくることができます。
修学旅行でどこに行っているかは学校のホームページを見ればわかります。
修学旅行のようすをアップしている学校って多いですよね。
調べたい自治体(市区町村)のホームページから公立中学校の一覧名を検索→中学校名で検索すれば学校のホームページをカンタンにみつけることができます。
学校のホームページには修学旅行以外の学校生活の様子も掲載されています。
こんなテーマも考えられます。ぜひ、調べてみてください。