
調べ学習の定番テーマ「世界の国々」について教科書的なまとめ方とネタ元に出来るサイトを紹介します。また、ユニークで独自の視点を持ったまとめ方のヒントも掲載しています。
ある国について調べるときに基本となるのは、その国の人々のくらしについて日本と比較してみることです。ただ、「くらし」といっただけでは漠然としていますよね。
「くらし」を具体的にいうと「衣」「食」「住」です。
まずはこのテーマに絞って調べるのがコツです。漠然とある国の人々の暮らしぶりを調べようと思っても、何から調べ始めたらいいのか迷うだけです。
「衣」「食」「住」はいずれもくらしに密着しているもので、その国独自のものも含まれます。また、身近なテーマだけに日本とも比較しやすいのがメリットです。
この3つのテーマについてはネタ元となるサイトも充実しています。
世界の民族衣装を比べてみよう(株式会社 明治)
世界の民族衣装一覧表(独立行政法人 国際協力機構)
民族衣装はその国の文化・歴史とも関わってくるものです。そこからテーマを掘り下げてみることもできます。
世界の料理(Asahi KASEI)
世界の料理・レシピ特集(AJINOMOTO PARK)
その国独自の料理は、その国の特産物と結びついていることが多いです。料理からそこで使われている食材にテーマを広げていくと調べ学習にも深みが出てきます。
世界のいろいろな家をみてみよう(ABCハウジング)
世界の住居(芳賀ライブラリー)
住居はその国の気候と密接に関係しているものです。その国の中でもどのような地域で、特徴的な住居が見られるかを調べてみるのも面白いテーマです。
「衣」「食」「住」以外のテーマでも、日本と他の国を比べてみるというのは定番です。
例えば、国会議員の数とか高齢者の割合とか「社会のお勉強」的なお堅いテーマだけでなく、プロサッカー選手の数など自分が興味を持っているジャンルについて調べてみると面白いかもしれません。
教科書的なまとめ方ではつまらない。もっと独自の視点を持ったまとめ方をしたいという人は、興味がある世界的なイベントに注目して見てください。
例えば、スポーツイベント(ワールドカップ)や映画祭、音楽祭、お祭りなど。
こうしたイベントが行われたことのある国を選びましょう。
世界的なイベントが開かれるときには各国から観光客が訪れます。
その観光客向けに、イベントが行われる国の紹介が行われているものです。
こうした情報に注目してまとめると独自の視点を持ったものになります。
【まとめ方のサンプル】
イタリアでは****年に▲▲という世界的な音楽イベントが開催されました。
そのときの様子がコチラ(←ネットなどから検索すればわかる写真などを添付)。
このときは世界各国から観光客が訪れ、観光客向けに△△も行われました。
△△はイタリア各地で伝統的に行われているお祭りで…。
自分が興味を持っていることであれば、そこを糸口に調べていくことができると思います。
特定の国について調べる場合は、まずはその国の在日大使館のサイトをチェックしてみることをオススメします。在日大使館のサイトには、たいてい日本人向けにその国についての紹介が書かれています。
在日大使館のホームページは、「オーストラリア大使館」「フランス大使館」とかで検索すれば簡単に見つけられます。その国の紹介に関するコンテンツが多いので、調べ学習に使えます。
ぜひ、チェックしてみて下さい。