

調べ学習といえば社会や総合のイメージが強いかもしれませんが、中学校では国語の授業でも調べ学習が行われることが増えてきます。これは調べる内容だけでなく、調べたことをまとめることが国語力に関係しているためです。
ただ、テーマは自由に決めて良いと言われても困りますよね。
そこで、国語の調べ学習に向いているテーマ・ネタの見つけ方を紹介します。
まずは「自分がちょっと気になること」から探しましょう。たとえば…
好きな本、趣味、将来の夢などから「ことば」や「表現」とつなげて考えると、テーマが見つかりやすくなります。例を挙げて、もう少し詳しく解説します。
どうですか?だいぶイメージがわいてきましたか。まだイメージがわかない人のために「おすすめネタ」を30個挙げておきます。これをヒントに自分の興味あることにつなげてください。
作家やその文学作品をテーマにする場合は、まず作家の生い立ちや育った環境、どのような人生を歩んできたのかを調べてみましょう。作家自身の経験や考え方が、作品に大きな影響を与えていることが多いためです。そして代表的な作品にどんな特徴があるのか、たとえば物語のジャンルやよく使われるテーマ、登場人物のタイプなどにも注目してみましょう。作品の内容だけでなく、それが書かれた時代の社会的背景や、その作品が当時の読者にどう受けとめられていたか、また今の時代にはどのように読まれているかについても調べると、より深く理解できます。
言葉や表現に関するテーマでは、まず日常でよく使われる四字熟語やことわざ、慣用句について、その意味や使い方を調べてみましょう。言葉の成り立ちや、もともとの意味を知ることで、ふだん何気なく使っている表現に新たな発見があるかもしれません。また、文章中によく出てくる「比喩」「擬人法」「反復法」などの表現技法について、それぞれの特徴や使われる目的を実例を通して探ってみるのもおもしろいです。さらに、地域ごとの方言や、古語と現代語の違い、若者言葉の特徴などにも注目すると、日本語の多様さと変化の面白さに気づくことができます。言葉の使い方には、その時代の文化や人々の考え方が表れるので、言葉を通じて社会の一面を知ることもできます。
読書や文学作品の分析をテーマにする場合は、まず自分が読んだ作品のあらすじを簡単にまとめ、どんな登場人物が出てくるかを整理するとよいでしょう。そのうえで、自分が心を動かされた場面や言葉について、なぜ印象に残ったのかを具体的に書いてみます。物語の中で起こる出来事を通して、作者がどんなことを伝えようとしていたのかを考え、自分の感じたことや考えたことをまとめると、自分なりの視点を持った読み取りになります。また、別の作品と比べてみて似ている点やちがう点を見つけたり、登場人物の気持ちに自分を重ねてみたりすることで、作品への理解がより深まります。読書の感想だけにとどまらず、作品を自分なりに「分析」する意識を持つと、よりおもしろくなります。
漢字や日本語の文化について調べるときは、まず漢字の成り立ちや分類(たとえば象形文字、会意文字など)を学ぶと、文字がもともと何を表していたのかがわかって興味がわいてきます。また、同じ読み方でも意味の異なる漢字(同音異義語)や、似ているけれど意味や使い方が異なる漢字(同訓異字)を調べてみるのもよいでしょう。さらに、日本語には和語・漢語・外来語という分類があることや、ひらがな・カタカナ・漢字の使い分けがどのようにされているのかについても探ってみると、日本語という言語の仕組みが見えてきます。外来語やインターネットから生まれた新しい日本語の言いまわしなどを調べると、言葉は時代とともに変化するものであることも学べます。こうした視点から言葉を見直すことで、日常で使う日本語にもっと興味を持つことができるでしょう。
「国語」という枠組みに縛られず、普段、気になっている疑問・言葉遣いなどをテーマにすると、自然とユニークなテーマになります。自由な発想で考えてみましょう。