調べ学習「世界遺産」のまとめ方とヒント集

調べ学習「世界遺産」のまとめ方

バーチャルツアー、二軸マップ等まとめ方の事例を紹介

世界遺産についての調べ学習をするときのまとめ方のヒントを掲載しています。

 

世界遺産に関するサイトはたくさんあるので、ネタ元に困ることはないかと思います。ただ、サイトが多いだけに、まとめ方のイメージがないとネット検索をしているだけになってしまいます。

 

あらかじめどんな形式でまとめるかのイメージを持っておくことをオススメします。
ここでは、その例をいくつか紹介します。

 

Google Earthで世界遺産バーチャルツアーを作成

最初に紹介するのはGoogleEarthを使って世界遺産のバーチャルツアーをしてしまう方法です。
Google Earthではプロジェクトとして、任意の場所を追加することができます。
調べ学習での世界遺産バーチャルツアー例

 

ここに世界遺産として調べた場所を追加します。
自由に文言を記載できるエリアがあるので、ここに調べた内容を記載します。

 

で、「プレゼンテーションを開始」とすると…
調べ学習での世界遺産バーチャルツアー例

 

登録した場所が順番に表示されます。画面に表示される写真の角度や位置を調整することができるので、その世界遺産の魅力が伝わるようにするのがウデの見せ所です。

 

世界遺産ツアーのガイドになったつもりでまとめると、面白いものが出来ると思います。

 

オリジナルの二軸マップで世界遺産を分類

「Google Earthが学校では使えない」という場合は、パワーポイントやGoogleスライドで調べたことをまとめることになります。そのときに使えるのがオリジナルの二軸マップです。

 

調べ学習「世界遺産」のまとめ方ヒント

 

上のように軸を2つ設定して、座標上に該当する世界遺産をあてはめます。
(例)規模が大きく、新しいものは右上、規模が小さく、古いものは左下など。

 

このまとめ方でポイントとなるのは2軸の設定方法です。
どのような軸にするのかで、オリジナリティが出ます。

 

上の例では、横軸が時代、縦軸が規模になっていますが、ほかにも「観光客の数」「日本からの行きやすさ」なども考えられます。

 

クイズ!どっちが世界遺産

調べた結果をクイズ風にする方法もあります。

次の中で世界遺産に登録されているのは?
(A)松本城
(B)彦根城
(C)姫路城

このまとめ方にすると、解答・解説のときに世界遺産に登録されているものと、登録されていないものを比較することができます。また、正解以外の選択肢(世界遺産ではないけど世界遺産ぽいもの)を考えるのも頭の使いどころとなります。

 

パワーポイントやGoogleスライドであれば正解発表ページにアニメーションをつけることで、見た目も魅力的なものにすることができます。

 

ネクスト世界遺産を調査

ほかの人があまり調べていない世界遺産を取り上げたいというのであれば、次に世界遺産として登録されそうなものを調べてみることをオススメします。

 

世界遺産への登録・審査は毎年行われていて、世界遺産として推薦する候補というものもすでにあります(「世界遺産暫定リスト」で検索すると見つかります)。

 

自分が世界遺産の登録委員になったつもりで「世界遺産暫定リスト」から次の世界遺産を決める。その理由をまとめることで、オリジナルな調べ学習レポートになります。

 

現在は「鎌倉」や「彦根城」が暫定リストに掲載されています(ほかにも掲載あり)。
調べてみて下さい。

 

世界遺産ごとのベストシーズンを決定!


いつか訪れてみたい世界遺産についてまとめるというのは定番ですが、その世界遺産を訪問するなら季節はいつがベストかを自分なりに考えてまとめるとオリジナリティが出てきます。

 

世界遺産○○に行くなら5月がベスト!』みたいな感じです。その世界遺産にとって何月がベストかの「正解」があるわけではないので、自分なりの見解をまとめることになります。

 

その土地の気候を調べたり、旬な食べ物を調べたり。
観光の下調べ気分でやると楽しくなってきます。

気象庁HPで世界の主な都市の気温・降水量を調べられる

世界の主な都市の気温や降水量は気象庁のホームページで調べられます。
気象庁HP > 各種データ・資料 > 世界の天候 > 世界の地点別平年値 > 主な地点の平年値
気温と降水量をグラフ(雨温図)が見られるようになっています。

 

 

最初にも述べましたが、世界遺産に関するサイトはたくさんあります。それだけに、ただ漠然と情報を収集しようとすると時間がかかってしまうだけです。「ネットサーフィンだけで授業が終わってしまった」なんてことになってしまします。

 

最初にまとめ方のイメージを持つ。
そうすることで、どんな情報を収集するのかが明確になります。

 

上にあげた例をヒントにしてみて下さい。