
キャリアパスポートには、ナニをどう書いたらいいのかを中学生向けに例文を交えて解説します。
キャリアパスポートは、自分の将来を見据えて書くものですが、正解があるわけではありません。こうしたものはマジメに考えてしまう人ほど、深みにはまり何も書けなくなってしまうものです。
確かに自分の将来に関わるものではありますが、ここに書いたとおりにしなければならないというものではありません。将来的に目標などが変わってもまったく問題ないのです。
あくまで、現時点でのもの。
書く内容で悩んでいる人は、下記の例文を参考に、いまの自分にあてはめて書いてみましょう。
【キャリアパスポート例文】
例文で「医者」とか立派な職業を見てしまうと、堅くなって書けなくなってしまうかもしれませんが、職業は何でも構いません。「…になりたいです。…な仕事に魅力を感じています。」のパターンにあてはめましょう。
【キャリアパスポート例文】
キャリアパスポートという言葉に引っ張られて、ムリヤリ将来の職業に結びつけることはありません。上記のように、「この勉強をして、こんなことを学んだ」という形式で書くことをオススメします。
学んだことを列挙しておけば、その中に将来の自分のキャリアにつながるヒントがみつかります。
【キャリアパスポート例文】
強みや弱みについて書くときは、強みと弱みを別に書くことをオススメします。自分で自分の強みを書くのは照れくさいと思う人もいるかもしれませんが、キャリアパスポートでは大げさに書くぐらいで丁度いいものです。
あくまで将来のキャリアにつなげるために書くものです。自分の特徴・キャラをハッキリさせることを目的にしましょう。
【キャリアパスポート例文】
将来のキャリアに直接結びつくことまで書ければベストですが、必ずしもその書き方にこだわる必要はありません。いま感じたことを書いておけばOK。キャリアパスポートは何年間かに渡って書くものなので、あとで読み返したときにキャリアに結び付くことがあるからです。体験したこと+感じたことで書いておきましょう。
キャリアパスポートには「親のコメント」欄というものがあります。保護者が小学生、中学生の頃にはキャリアパスポートなんてなかったので、何を書けばいいのかわからないですよね。
こんな感じのことを書いておけばOKという例文を紹介します。
息子(娘)は、将来の目標に向けて自分なりに考え、取り組んでいるようです。中学校での学びや経験が、息子(娘)の成長に大きく寄与していることを実感しています。
先生方の指導のおかげで、息子(娘)は、学校での様々な活動を通じて、自分の将来について考えいるようです。キャリアについても具体的な目標を持つようになりました。引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。
息子(娘)は、学校での学びを通じて、自分の強みや興味を発見し、それを基にキャリア設計を進めています。部活動での経験が大いに役立っていると感じています。今後もよろしくお願いいたします。
書く内容に困ったときは、キャリアパスポートという枠に囚われず、学校生活を頑張っていますという内容にしておくのが無難です。