キャリアパスポートの書き方講座)ナニをどう書く?例文で紹介

キャリアパスポートの書き方講座

ナニをどう書く?キャリアパスポートの例文紹介

キャリアパスポートには、ナニをどう書いたらいいのかを中学生向けに例文を交えて解説します。

 

キャリアパスポートは、自分の将来を見据えて書くものですが、正解があるわけではありません。こうしたものはマジメに考えてしまう人ほど、深みにはまり何も書けなくなってしまうものです。

 

確かに自分の将来に関わるものではありますが、ここに書いたとおりにしなければならないというものではありません。将来的に目標などが変わってもまったく問題ないのです。

 

あくまで、現時点でのもの。
書く内容で悩んでいる人は、下記の例文を参考に、いまの自分にあてはめて書いてみましょう。

 

キャリアパスポートには、こんなことを書けばいい(例文紹介)

将来の目標について書く場合

【キャリアパスポート例文】

  • 「将来は医者になりたいです。人々の健康を守り、病気を治す仕事に魅力を感じます。」

例文で「医者」とか立派な職業を見てしまうと、堅くなって書けなくなってしまうかもしれませんが、職業は何でも構いません。「…になりたいです。…な仕事に魅力を感じています。」のパターンにあてはめましょう。

 

学んだことについて書く場合

【キャリアパスポート例文】

  • 「英語のスピーチを行ったことで、自信がつきました。また、フィードバックをもらい、改善点を見つけることができました。」
  • 「体育でバレーボールを行ったことでチームワークの大切さを実感し、仲間と協力して目標を達成する楽しさを学びました。」
  • 「国語で俳句を作る授業がありました。言葉の選び方や表現方法に工夫を凝らすことで、自分の感情や風景を短い言葉で表現する楽しさを知りました。」

キャリアパスポートという言葉に引っ張られて、ムリヤリ将来の職業に結びつけることはありません。上記のように、「この勉強をして、こんなことを学んだ」という形式で書くことをオススメします。

学んだことを列挙しておけば、その中に将来の自分のキャリアにつながるヒントがみつかります。

自分の強みや弱みについて書く場合

【キャリアパスポート例文】

  • 「部活動でみんなと協力することが得意で、チームを盛り上げることができます。」
  • 「トラブルがあっても自分の役割や仕事を最後までやり遂げる責任感があります。」
  • 「人と話すのが得意で、友達や先生とのコミュニケーションを大切にしています。自分から話すだけでなく、相手の話を聞くことも意識しています。」
  • 「人前で話すと緊張してしまい、うまく話せないことがあります。授業でもプレゼンテーションが苦手です。」
  • 「自分の意見を主張するのが苦手で、周りに流されてしまうことがあります。」

強みや弱みについて書くときは、強みと弱みを別に書くことをオススメします。自分で自分の強みを書くのは照れくさいと思う人もいるかもしれませんが、キャリアパスポートでは大げさに書くぐらいで丁度いいものです。

 

あくまで将来のキャリアにつなげるために書くものです。自分の特徴・キャラをハッキリさせることを目的にしましょう。

 

文化祭、体育祭、校外学習など行事のあとに書く場合

【キャリアパスポート例文】

  • 「文化祭では、クラスで人形劇に挑戦しました。練習を重ねる中で、仲間との絆が深まり、達成感を味わうことができました。」
  • 「運動会では、裏方として準備や片付け、競技の進行をサポートしました。当日は臨機応変に対応したことで、運動会を円滑に進めることができました。」
  • 「校外学習では、博物館を見学しました。歴史的な展示物を実際に見ることで当時の様子を知ることができました。」
  • 「企業訪問では、職人さんによる実演パフォーマンスに驚きました。自分も何かを極めたいという気持ちが芽生えました。」
  • 「職場体験では、スーパーマーケットでのお客様への対応を通じて、コミュニケーション能力や礼儀の大切さを学びました。」

将来のキャリアに直接結びつくことまで書ければベストですが、必ずしもその書き方にこだわる必要はありません。いま感じたことを書いておけばOK。キャリアパスポートは何年間かに渡って書くものなので、あとで読み返したときにキャリアに結び付くことがあるからです。体験したこと+感じたことで書いておきましょう。

 

保護者向け)キャリアパスポート「親のコメント」の例文

キャリアパスポートには「親のコメント」欄というものがあります。保護者が小学生、中学生の頃にはキャリアパスポートなんてなかったので、何を書けばいいのかわからないですよね。

 

こんな感じのことを書いておけばOKという例文を紹介します。

 

息子(娘)は、将来の目標に向けて自分なりに考え、取り組んでいるようです。中学校での学びや経験が、息子(娘)の成長に大きく寄与していることを実感しています。

 

先生方の指導のおかげで、息子(娘)は、学校での様々な活動を通じて、自分の将来について考えいるようです。キャリアについても具体的な目標を持つようになりました。引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

息子(娘)は、学校での学びを通じて、自分の強みや興味を発見し、それを基にキャリア設計を進めています。部活動での経験が大いに役立っていると感じています。今後もよろしくお願いいたします。

書く内容に困ったときは、キャリアパスポートという枠に囚われず、学校生活を頑張っていますという内容にしておくのが無難です。