中学技術家庭のテスト対策(11)解像度と画素数
中学技術家庭(情報分野)のテスト対策問題(11)解像度と画素数
解像度を表わす単位として正しいものを選びなさい。
- (ア)avi
- (イ)bps
- (ウ)cpu
- (エ)dpi
(正解はページ下部)
中学技術家庭向けIT用語解説:解像度と画素数
「画素(がそ)」はデジカメのCMなどで耳にすることも多いのではないでしょうか?
なんとなく「多いほうが良い」ということはわかっても詳しい意味は分からないですよね。
教科書的に知識を整理しておきましょう。
まず、デジタル機器(コンピュータだけでなく、デジカメやテレビも)は画像を点の集まりで表現します。下記のような図を見たことがあるのではないでしょうか。
いかにもコンピュータの絵という感じですよね。
この絵は全部で8×8=64個の点で描かれたものです。
この64が画素数になります。
ピクセルという言い方でも同じです(画素=ピクセル)。
400万画素と言えば、この点が400万個あるという意味です。
400万個もあれば上のようなギザギザな絵ではなく、もっと細かくきれいな絵になります。画素数が多いほうが画像がキレイというのはこうした意味です。
一定の面積の画素数を表わすのが解像度
ただし、画素数だけでは正確にキレイさを比較することはできません。
同じ100個の画素だとしても、それがどのぐらいの広さかによって違いが出るからです。
広い面積の中の100個よりも、狭い面積での100個のほうが密集してますよね。
密集しているということは、それだけ細かくきれいに表示することができます。
その単位が解像度。
1インチあたりの画素数を表わすのが解像度です。
注意しておきたいのは1平方インチではなく1インチです。
面積ではなく長さということです。
1インチは2.54cm。
この長さをいくつの点(画素)で表現するかというのが解像度です。
単位はdpi(ディーピーアイ)。
ドット(画素)、パー(〜あたり、パーセントのパー)、インチの意味です。
数値が大きいほうが画像が細かくキレイになります。
ただし、大きければいいというわけでもありません。
大きければ、それだけ画像データが大きくなります。
メールで送信する場合などは送信できるデータ量に制限があります。
用途に応じて使い分けることを覚えておきましょう。
中学技術家庭(情報分野)のテスト対策問題(11)解像度と画素数
【正解】(エ)dpi
- (イ)bps(ビーピーエス)はビット、パー、セカンドで通信速度の単位です。
ビットがわからない人は下記の記事でおさらいしておきましょう。
中学技術家庭のテスト対策(10)ビットとバイト