
次の中からIPアドレスの説明として正しいものを選びなさい。
(正解はページ下部)
IPアドレスと書いて「アイピーアドレス」と読みます。「アイピーアドレスから身元を特定しました」なんてニュースやドラマで耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
なんとなく「インターネットに関連した言葉だな」ぐらいは知ってても正確な意味となると…。
ちゃんと覚えておきましょう。
IPアドレスとは、インターネットにつながった情報機器を識別する番号のこと。
情報機器の中で最もなじみがあるのは、ウェブサーバだと思います。
インターネットに表示されるページは、すべてどこかのサーバに保存されています。
サーバーにあるファイルを見ているのと同じ。
ファイルを見るのに使うのがインターネットエクスプローラーなどのブラウザソフト。
ブラウザでインターネット形式のファイルを開いているというわけです。
ファイルを開くには、当然、どのファイルかを指定しなければなりません。
「あのサーバ」にある「このファイル」というカタチで指定します。
このときの「あのサーバ」にあたるのがIPアドレスです。
例えば、文部科学省のIPアドレスは「202.232.190.211」です。
全世界でこの数字を使っているのは日本の文部科学省だけ。
なので、インターネットの世界でこの数字は文部科学省のWEBサーバを表わしています。
IPアドレスは、インターネットでの住所のようなものというのはこうした意味です。
ただ、数字だと覚えにくいですよね。
そこで、覚えやすくするために割り当てたのがドメインです。
文部科学省のドメインは「www.next.go.jp」。
「202.232.190.211」とIPアドレスで指定しても、「www.next.go.jp」とドメインで指定しても意味は同じです。なので、IPアドレスでホームページを表示することもできます。
なお、IPアドレスは見られる側(文部科学省のホームページなど)だけでなく、見る側(自宅でインターネットに接続する機器)にも割り当てられます。
このため匿名で掲示板などに書き込みを行った場合でも、IPアドレスから誰が書き込みを行ったかを特定することができます。犯罪捜査などでも実際にこうしたことが行われています。
匿名だから誰かわからないなんて勘違いしないようにしましょう。
(エ)インターネットに接続する機器に割り当てられている識別番号
「(ウ)コンピュータ1台ずつに割り当てられている識別番号」は不正解です。インターネットに接続していなければ、コンピュータにIPアドレスは割り当てられません。