中学技術家庭のテスト対策(10)ビットとバイト
中学技術家庭(情報分野)のテスト対策問題(10)ビットとバイト
次の選択肢を情報量の多い順に並べ替えなさい。
- (ア)32ビット
- (イ)32メガバイト
- (ウ)100ギガバイト
- (エ)100キロビット
(正解はページ下部)
中学技術家庭向けIT用語解説:ビットとバイト
「情報の量」に関する単元で出てくるのがビットとバイトです。
バイトといってもアルバイトのことではありません。
コンピュータで取り扱う情報の量を表す単位がビットとバイトです。
コンピュータは情報を0か1でしか扱えません。
- 0=電気が流れていない状態(オフ)
- 1=電気が流れている状態(オン)
この2種類を組み合わせて、動画や写真などすべてのデータを表わしているのです。
「1」か「0」かを表わす最小の単位がビット。
1ビットでは「1」と「0」の2種類の情報を表わすことができます。
2ビットになると、どうでしょう?
4種類の情報を表すことができます。
【】を1ビット目、『』を2ビット目とすると…
- 【0】『0』
- 【0】『1』
- 【1】『0』
- 【1】『1』
これで4種類の情報を表わせるという意味です。
8ビットでひとかたまりとし、これを1バイトとします。
これは覚えるしかありません。
1バイト=8ビット
表記は次のようになります。
- ビット…bit または 小文字b
- バイト… byte または 大文字B
さらに情報量が増えるごとに、キロ、メガ、ギガ、テラ、ペタ…と増えていきます。
ソフトバンクのCMに出てくる「ギガ」もここから来た名称です。
情報量の単位
記号 | 読み方 | 情報量 |
---|---|---|
b | ビット | 「1」か「0」か |
B | バイト | 1B=8b |
KB | キロバイト | 1KB=1,024B |
MB | メガバイト | 1MB=1,024KB |
GB | ギガバイト | 1GB=1,024GB |
TB | テラバイト | 1TB=1,024TB |
PB | ペタバイト | 1PB=1,024PB |
ちなみに、なぜ1000倍ではなく1,024倍で変わるのかというとコンピュータは2進数だからです。急に新しい言葉が出てきましたが、「1」か「0」かで情報を表わすということ。
表せる情報の種類は、
- 1ビット…2種類
- 2ビット…4種類
- 3ビット…8種類
と2の累乗ごとに増えていきます。
で、2→4→8→16→32→64→128→256→512→1,024と2の10乗が1,024です。なので、1,024Bで1KBというようにしているのです。
中学技術家庭(情報分野)のテスト対策問題(10)ビットとバイト
(ウ)100ギガバイト→(イ)32メガバイト→(エ)100キロビット→(ア)32ビット