


中学校に入学し、真新しい制服が少し大きく感じる中学1年生。
「周りの子と比べてうちの子は少し小さいかも?」「これからどれくらい伸びるの?」と気になっている保護者の方や、ご自身の成長に興味がある中学生も多いのではないでしょうか。
この記事では、文部科学省の最新データをもとに、中1男子の平均身長や最も背が伸びる時期について分かりやすく解説します。
文部科学省の学校保健統計調査によると、令和7年度における中学校1年生(12歳)男子の平均身長は153.8cmです 。小学校卒業から中学校入学にかけての時期は、心も体も大きく成長するタイミングであり、非常に個人差が出やすい時期でもあります。
直近の推移を見てみると、令和元年度の中1男子の平均身長は152.8cmでした 。
令和7年度の153.8cmと比較すると、1cmほど高くなっていることがわかります 。
ただし、データの見方には少し注意が必要です。令和2年度から令和5年度にかけての調査は、新型コロナウイルスの影響などで測定時期が例年と異なるデータが含まれているため、過去の数値と単純に比較することができません 。そのため、正確な推移を見る際は、令和元年以前と令和6年以降の数値を参考にするとよいでしょう。
中学生の3年間で身長はどれくらい伸びるのでしょうか。
令和7年度の各学年の男子の平均身長は以下の通りです。
| 小学6年生(11歳) | 146.1cm |
|---|---|
| 中学1年生(12歳) | 153.8cm |
| 中学2年生(13歳) | 161.1cm |
| 中学3年生(14歳) | 166.1cm |
このデータから、中1(12歳)から中2(13歳)にかけて、平均でなんと「7.3cm」も背が伸びていることがわかります。ここが男子にとって大きな成長期(成長スパート)のピークになりやすい時期と言えます。
次に、同級生の女子と比較してみましょう。
令和7年度の中1女子(12歳)の平均身長は152.4cmです 。
中1男子の平均が153.8cmなので、男子の方が平均して1.4cm高いことになります 。しかし、女子は男子よりも早く成長期を迎える傾向があるため、中学1年生の段階では女子の方が背が高い、あるいは男女差があまり目立たないというケースも非常に多く見られます。
お父さんやおじいちゃんが中学生だった頃と比べると、現代の子どもたちはどれくらい背が高くなっているのでしょうか。それぞれの時代の12歳男子の平均身長を比較してみました。
| 昭和30年度 | 139.2cm |
|---|---|
| 平成30年度 | 152.7cm |
| 令和7年度 | 153.8cm |
昭和30年度と比べると、現代の中1男子は平均して14cm以上も背が高くなっています 。戦後の栄養状態の改善や生活環境の変化によって大きく身長が伸びましたが、平成から令和にかけては伸び幅が緩やかになり、近年はほぼ横ばい〜微増の傾向が続いています。
身長をしっかり伸ばすためには、日々の生活習慣が何よりも大切です。
| 睡眠 | 成長ホルモンは深く眠っている間に多く分泌されます。中学生なら毎日8?9時間の質の高い睡眠を心がけましょう。 |
|---|---|
| 食事 | 骨の材料となるカルシウムだけでなく、お肉や魚などのタンパク質、野菜からとれるビタミンやミネラルなど、バランスの良い食事が必須です。 |
| 運動 | 骨に適度な「縦の刺激」を与えることで成長が促されます。ジャンプを伴うスポーツや、日常的に体を動かす習慣をつけましょう。 |
「よく食べているのに背が伸びない」と感じる場合は、夜更かしで睡眠時間が削られていないか、スナック菓子でお腹を膨らませて必要な栄養素が不足していないかを見直してみてください。
また、過度な筋力トレーニングや激しすぎる運動は、かえって骨端線(成長軟骨)に負担をかけ、成長の妨げになることもあるため注意が必要です。
中1の段階で身長が低くても、焦る必要はありません。成長期が訪れるタイミングは個人差が非常に大きいです。高校生になってから急激に伸びる「晩熟型」の男子も多いため、周りと比べすぎず、規則正しい生活を続けながら長い目で見守ることが大切です。
統計データでも明らかなように、男子の身長が最も伸びやすいのは平均的に「12歳から13歳(中1〜中2)」にかけての時期です 。
この時期に1年間で7〜8cm、多い子では10cm以上伸びることもあります。この一生に一度の大切な成長スパートの時期に、しっかりとした睡眠と栄養をとることがカギとなります。