


「中学生になってから急に食べる量が増えたけど、太り過ぎじゃないかな?」
「周りと比べて細い気がする……」
中学校に入学して心も体も大きく変化する中学1年生。特に男子は成長期のピークを迎えることも多く、体重が平均と比べてどうなのか気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、文部科学省が発表した令和7年度の最新データをもとに、中1男子の平均体重や「肥満・やせ」の割合について詳しく解説します。
まずは、気になる最新の平均体重を見ていきましょう。
文部科学省の学校保健統計調査によると、令和7年度中1男子(12歳)の平均体重は45.2kgです 。
小学校高学年から中学校にかけては、1年間で数キロ単位で体重が増加するのも珍しくありません。この45.2kgという数字は、全国の同じ学年の子どもたちの全体像を把握する一つの目安となります 。
「最近の子どもは昔より大きいのかな?」と疑問に思うかもしれません。近年のデータを見てみると、中1男子(12歳)の平均体重は以下のように推移しています。
ここ数年は45kg台で比較的安定して推移していることが分かります 。
少し視点を変えて、昔のデータと比較してみましょう。
なんと、明治33年度の中1男子(12歳)の平均体重は33.0kgでした 。現在の平均体重(45.2kg)と比較すると、約12kgも増加しています 。栄養状態や生活環境が大きく向上したことで、体格が昔と比べて格段に良くなっていることが歴史的なデータからも読み取れます。
平均体重はあくまで「平均」です。自分の子どもの体重が適正かどうかを判断するには、「肥満傾向」や「痩身(やせ)傾向」の割合を知ることも大切です。
令和7年度のデータによると、中1男子(12歳)のうち「肥満傾向児」とされる割合は12.68%となっています 。
約10人に1人以上が肥満傾向にある計算になります。運動不足やスマホの長時間の使用、食生活の乱れなどが要因となることがあるため、日頃の生活習慣を見直すきっかけにしたい数字です。
一方で、中1男子(12歳)のうち「痩身(やせ)傾向児」とされる割合は3.44%です 。
肥満ほど割合は高くありませんが、極端な少食や、スポーツのハードな練習によるエネルギー不足などが原因でやせ過ぎてしまうケースもあります。
体重が適正かどうかは、国が定めている「肥満度」の計算式で求めることができます。
平成18年度以降、以下の計算式が用いられています 。
肥満度の計算式:`(実測体重 - 身長別標準体重) ÷ 身長別標準体重 × 100 (%)
この計算で20%以上となると「肥満傾向児」、-20%以下となると「痩身傾向児」と判定されます 。学校の健康診断の結果にも記載されていることが多いので、ぜひ確認してみてください。
平均体重やデータを紹介してきましたが、最もお伝えしたいのは「数字だけで一喜一憂しなくて大丈夫」ということです。
中1(12歳〜13歳)は、いわゆる「成長スパート」を迎える時期です。声変わりや身長の急激な伸びなど、大人の体へと変化していくタイミングには個人差があります。
早く成長期が来る子もいれば、高校生になってからぐんと大きくなる子もいます。今の時点で平均体重より軽くても重くても、過度に心配する必要はありません。
気をつけてたいのは、平均値との比較ではなく「自身の体重の急激な変化」です。
数字はあくまで参考程度にとどめ、バランスの良い食事、適度な運動、そして十分な睡眠という「基本的な生活習慣」をすることが何より大切です。